学業成就にはお守りを



お守り

合格祈願で神社に行くたびについつい買ってしまう「お守り」。その由来がどこから来ているのか、ご存知ですか?

お守りの由来

大昔から日本では、地震や落雷、水害、日照りなど自然災害がもたらす危機にたびたび直面していました。また、法の支配が行き届かず、大小の戦が繰り返し起こっていました。そんな中、私たちの先祖は、鏡や剣、そして石や骨といった「呪物」(霊威を持つとされるもの)を身近に携えるようになりました。呪物に宿る霊威(神様)の力が、心身を守ってくれると信じていたのです。こうして後世に伝わった呪物が時代とともに形を変えて、現在の「お守り」や「お札(ふだ)」になったと言われています。

お札とは

「お札(ふだ)」は、「お神札」とも言われ、神社で御祈祷を受けた際にいただく紙製の札のこと。自宅の柱や門に貼ったり、自宅の神棚に祀ったりします。火災や自然災害、厄病といった災厄が家の中に入ってくることを防ぎ、家族を安全に守ってくれます。





お守りとは

「お守り」は、お札を小型化して持ち運びやすくしたもの。神社の名前が記された小さな木片や紙片がお守り袋に入っています。常に身に着けていることで身を守り、願いを叶えてくれるとされます。学業成就、良縁祈願をはじめ、子宝祈願、安産祈願や病気平癒、交通安全などを祈願する、さまざま種類のお守りがあります。形状も、昔ながらの織物の巾着袋に入ったもののほか、ステッカー型、ストラップ型、キーホルダー型、ブレスレット型など色々な形のお守りがあります。


お守りはいつまで

神社にお参りしたら、お守りは必ず買う!という方も多いのでは。でも、お守りには期限があるのかな?ずっと持っていていいの?捨ててはいけないの?そんな風に思ったことはありませんか?

・お守りの効果の目安は、一般的に約1年とされています。お正月にお参りしたときに、昨年買ったお守りを返納して、新しいお守りを買う、というのが理想的。

・遠方の神社で購入したお守りでも、近所の神社に納めていただいて構いません。神社によっては、小正月(旧暦の正月)の頃に「どんと祭り」や「お炊き上げ」を行うところもあります。御祈祷とともに古くなったお札やお守りなどを燃やしてくれるので、日程を確認して持っていきましょう。

・合格祈願や安産祈願のお守りの場合は、受験やお産が終わったときに、神社に持っていくのが良いでしょう。これは「お礼参り」とも言います。願いが叶ったとしても、叶わなかったとしても、「ありがとうございました」という感謝の気持ちを込めて納めましょう。

 

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